How to ガーデニング ■窓ぎわにお勧めのハーブ

 ■カモミール
   ハーブティーの定番で、可憐な花はリンゴに似た甘酸っぱい芳香を楽しませてくれます。こぼれた種からでも増え、マイナス10度くらいまで耐えられるので冬の戸外でもOK。ハーブ入門にもお勧めです。
  ●育て方
 種をまいて育てるときは、春か秋に育苗箱にばらまきします。種が細かいので、指でまこうとするとうまくいきません。そこで種を紙の上に広げておき、指でトントン弾いてこぼしていきます。乾いた砂を混ぜておくと覆土は不要です。

 種まき後は、発芽するまで腰水にして日陰に。発芽したら込んでいる芽を間引き、本葉が6〜8枚になったら定植します。

 鉢への定植は、7号鉢に赤玉土7と腐葉土3、緩効性化成肥料を小さじ1杯加えた土に植え付けます。苗を購入して植える場合は、この最後の部分でOK。あとは日当たりと水はけの良い場所に置いてください。

カモミール

 ■セージ
  ソーセージのセージ
 シソ科の宿根草で、シチューやハンバーグなどの肉料理に少量加えると、びっくりするほど風味が増します。また、殺菌力があるので「ソーセージの名前はSau(牝豚)とSage(セージ)からできている」というソーセージ語源説も納得(このほか「塩漬けして熟成させた」をはじめ、いくつかの説があります)。初心者でも失敗がないのと(カモミールと同様、路地植えするとこぼれ種で増える。しかも種が大きく発芽しやすい)、利用価値が高いことでもお勧めのハーブです。
  ●育て方
 水はけの良い土を好むので、鉢植えの土は赤玉土と腐葉土を1:1で混ぜてやります。また、酸性を嫌うので苦土石灰で中和しておきます。

 種まき:ポリポットに3〜4粒まき、乾かし気味にして2週間ほどすると芽が出てきます。ただし発芽温度が20〜25度なので、窓ぎわ栽培する場合は、夜間、冷房が切れてから気温低下にご用心。春になって暖かくなってからまけば、「育つかしら」の不安は無用。発芽したら日当たりの良い場所に置き、あまり肥料を与えないこと。肥料を与えすぎると香りが弱くなります。

 また、イチゴ栽培で紹介した「ランナーを接地させて発根させる方法」でも増やすことができます。簡単に増やせますが、3〜4年もすると木質化してきます。木が衰弱しているので、多年草ですが寿命と割り切って植え替えましょう。

セージ

 ■イタリアンパセリ
  エスカルゴの風味づけ
 日本でパセリといえば、エビフライなんかに飾り物のように付いてくるパセリが一般的。葉が縮れていて、香りが強い…そう、あれです。「えっ、あれって食べられるの?」なんて人もいますが、実はビタミンA、Cが豊富で、強壮、利尿、消化、口臭を消すなど、優れた作用を秘めたハーブなのです。

 イタリアンパセリもパセリの仲間。葉はセリのように平たく、香りはこちらのほうが強め。みじん切りにしてバターに混ぜて練って固めたハーブバターは、別名エスカルゴバター。エスカルゴのバター焼は、エスカルゴバターが風味の決め手になっています。

 生のままサラダで食べたり、パスタに和えるのもグー。オムレツに入れてもおいしいですよ。色もきれい。キッチンに常備しておきたくなること請け合いです。
  ●育て方
 春か秋に種をまいて育てます。根が下へまっすぐ伸びるので植え替えは禁物。コンテナや鉢に直まきして、日当たりの良い窓辺に置いてください。土が乾かないよう水やりに注意しながら管理すると、2〜3週間で芽が出てきます。

 収穫は3か月後あたりから。花を咲かせないようこまめに収穫してやると、1年中利用できます。水やりはこまめに。定期的に液肥を与えてください。

イタリアンパセリ

 ■ロケット
  茹でておひたしにも
 アブラナ科の1年草で、ビタミンCが豊富。イタリア料理では、ルッコラと呼ばれています。食用での特徴は、葉をかむと口の中にゴマの香ばしさとクレソンに似た辛さが広がります。肉料理の付け合わせにしたりサラダに加えるほか、さっと茹でておひたしにしてもいいでしょう。
  ●育て方
 種をまいて2か月ほどすると収穫できるようになります。3〜10月の間(真夏を除く)ならいつでも種をまくことができるので、まき時をずらしてやれば1年中収穫できるというわけ。種は日当たりと水はけが良く、肥えた土にまいてください。

 4月から7月にかけて、薄黄色の花が咲きます。でも、花を咲かせると葉の味が落ちます。花を楽しむか、味を楽しむか…悩むところですね。また、夏の日当たりが良すぎると、葉が硬く苦くなります。これを避けるには、夏は半日陰の風通しの良いところで育てます。虫が付きやすいにも難点です。窓ぎわハーブ園で育ててやれば、こまめに収穫したり場所を動かすのも容易。一点一点は量が少ないので、大切に食べるようになるのもメリットでしょう。

ロケット

 このほか、パセリによく似たチャービル、レモンの香りがするレモンバーム、タイム、観賞用ならレースラベンダーなども冬から育てられます。
 レースラベンダーなら、ガラス容器にハイドロボールで植えるという方法もあります。

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