How to ガーデニング ■休眠期に植え付け

秋から冬にかけて休眠期に植え付け

 11月から来年2月ごろ(休眠期)にかけて、苗木を植え付けます。市販の苗木は、病害虫に免疫を持った台木につぎ木された「つぎ木苗」です。つぎ木部がコブ状の苗は避け、きれいに肉が上がっている苗を選んでください。

 ■植え付け
  大きくしたくないときは根の伸長をコントロール
1) 庭に植える場合は、日当たり・水はけがよい場所に、直径・深さとも50センチほどの穴を掘ります。樹が大きくなっても構わない場合は、どれだけ大きい穴でもかまいません。逆に樹をあまり大きくしたくない場合は、穴に不織布などを敷き、根がそれ以上伸びられないようにします。
2) 掘り上げた土の半量に、堆肥1キロと石灰0.5キロを混ぜて埋め戻します。
3) 苗木はポットから取り出し、水を張ったバケツの中で軽く振って土を落とします。
4) そのまま1時間ほどバケツに浸けておき、十分に水を吸わせます。
5) 接ぎ木部分が地表から10〜15センチになるよう土を入れ、根を広げて植えたら残りの土を埋め戻します。
6) 植え終えたら倒れないよう、支柱を立てます。支柱との結束は、苗が自由に生長できるようひもを8の字に結びます。

 ■植え付け後の管理《棚仕立て》
  1年目の冬
 主幹から出た側枝や下枝などは全て切り落とし、樹に体力をつけさせます。

1年目
 植え付け後、最初の春に伸びた新梢(しんしょう)のうち、最も勢いのある1本を支柱に誘引します。これが主幹になります。棚に届いたら、横へ誘引します。茎の葉脇から出てくる副梢は、2葉を残して摘芯します。花穂が伸びたら摘芯し、巻きひげは切り取ります。

2年目
 主幹が伸びているのと逆の方へ、2本目の主幹を伸ばしてやります。冬の間に選んだ枝から1メートル以内に出た枝を取り除きます。

 ■空間の広さに応じ3つの仕立て方
   1年目の春は枝が柔らかく、自由に動かすことができます。この時点までに「この後、どう仕立てていくか」を決めておいてください。主な仕立て方は次の通り。
   
垣根仕立て
1.棚仕立て
 広さ5メートル四方ほどのスペースがあれば、棚仕立てが可能です。ブドウ棚の下にベンチを置いたりすることで、とびっきりの快適空間が生まれます。

2.垣根仕立て
 奥行きがとれない南向きのフェンスや壁沿いの空間にお勧め。トレリスなどに這わせることも可能ですが、よく生長するので刈り込みに追われることになるかも。

3.棒仕立て
 十分なスペースがとれない場合は、垂直に立てた支柱で栽培します。主幹から交互に側枝を出させ、この枝に実を付けさせます。鉢植えの場合は、この応用といえるでしょう。あんどん仕立てや、主幹2本をU字形に立ち上げる2本U字仕立て、主幹を円形に曲げていく円形仕立てという育て方もあります。

 ■摘房
  こまめな管理で着実に実らす
 よい果実を付けさせるには、1新梢あたりの房の数を制限します。残す数は品種によって異なり、キャンベルアーリーで1〜2房、デラウエアで2〜3房といったところ。鉢づくりの場合は、これより房数を減らします。

 ■ジベレリン処理
  わが家でも種なし処理が可能です
 デラウエアやマスカットベリーAを“種なし”にするには、ジベレエリン処理を行います。植物ホルモンの一種であるジベレリン100倍溶液に浸すもので、処理は2回。1度目は種をなくすためで、開花の2週間ほど前ほど前に行います。2回目は果粒の肥大を促進するためで、満開日の10日後を目処に、1回目と同じ処理を行います。
   

ブルーベリーも同じ仲間です
 「視力を高める」と人気化したブルーベリーも、ブドウの仲間です。植え方も育て方もブドウとほぼ同じですが、いくつか大きく異なる点があります。
 一つは、植え付けの際に石灰が禁物。酸性の用土でないと、健康に育たないからです。また、水切れも禁物。露地植えでも、雨の少ない時期は水やりが必要です。
 あこがれのジャムづくりまでには、少々時間が必要です。1年目は、せいぜい2〜3粒収穫できるくらい。2年目で数十粒になり、ジャムを作るほど収穫できるのは3〜4年目から。
 また、ブルーベリーは自家不和合性といって、同じ品種同士では受精できません。とくにラビットアイ系に顕著で、近くに異なる品種がない場合は、人工授粉してやらねばなりません。



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