How to ガーデニング ■凛として庭に咲く「ツバキ」


凛として庭に咲く「ツバキ」

 日本で生まれ育った「ツバキ」は、侘び、寂びを感じさせる茶花として、また日本庭園に欠かすことのできない花木として親しまれています。日本人の心にしっとりと合った気品ある姿、美しい花々。ぜひ庭に植えて観賞してみたいものです。

 ■ツバキは日本原産

ツバキの品種
 ツバキはツバキ科ツバキ属に属しています。野生種には、日本各地に分布し早春から咲く「ヤブツバキ」、ヤブツバキの変種で大きな果実をつける「リンゴツバキ」、日本海側の山地に自生し、雪の下で越冬して雪解けとともに花開く「ユキツバキ」などがあります。日本の野生品種から数多くの園芸品種が誕生し、世界には数千種類があるといわれています。
 ツバキの仲間として知られるのがサザンカです。両者の見分け方を紹介しましょう。
ツバキの開花は主に春。花形は筒状で、散る時には花首から落ちます。サザンカの開花は秋。花形は平開状で、1枚1枚離れて散ります。
ツバキの葉は大きくて光沢が強く、サザンカの葉は小さくて光沢が弱い特徴があります。
ツバキの雄しべは長くて筒状、サザンカは短い状態。
新果実については、ツバキは大きくて無毛、サザンカは小さくて有毛。

 ■元気な芽があるものを

苗木の選び方
 秋から春にかけて、園芸店などで根巻の苗や鉢苗が販売されます。初心者には扱いやすい鉢苗がおすすめです。
蕾の数が少ない苗木で、枝の先端に勢いのある芽のあるものを選びます。
鉢の用土に鹿沼土など粒状の土が入っていて、水はけのよいもの。鉢の表面の土が固いものは避けましょう。
下葉、下枝があり、葉の緑が濃いものを選びましょう。

 ■長い根は切り詰める

庭植え
 庭への植えつけは3月〜4月、梅雨、9月〜10月が適期です。
地面に根鉢の倍ほどの植え穴を掘ります。
穴の底に鶏ふんなどを元肥として入れ、土とよく混ぜ合わせます。
掘り上げた土に腐葉土を加えて混ぜ合わせます。
根鉢を割り箸などでほぐし、長い根は切り詰めます。
根鉢を穴に入れて8割ほどの土を埋め戻します。
水をたっぷりやります。
根鉢を軽く揺すり、土と十分になじませます。
残りの土を埋め戻しますが、深植えはしないようにします。
新しい根が発生するまで1カ月ほどかかるため、それまでは水をやりすぎず、周囲を寒冷紗などを使って遮光(葉から水分などの蒸散を防ぐため)することがポイント。

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