How to ガーデニング ■蝶に似た形の花を咲かせる「コチョウラン」


蝶に似た形の花を咲かせる「コチョウラン」

 お祝い事に欠かせない洋ランといえば、コチョウラン。花の形が蝶のように見えることから、漢字では「胡蝶蘭」と書きます。属名はファレノプシスで、ギリシャ語の「蛾のような」という意味を持っています。見た目の華麗さに加え、花もちがよく、長期間楽しめることで人気。11月ごろから花芽を出し、温室などで育てれば、1月〜2月ごろに、室内での冬越しの場合は3月〜6月ごろに花を咲かせます。


 ■花の特徴
美しい白、あでやかなピンク
 コチョウランは洋ランのなかでも比較的開花させやすい植物です。秋の低温に反応して花芽分化することから、温室がなくても開花させやすいのです。

 花は花茎の先端ではなく、途中につきます。3枚の蕚片と2枚の花弁、1枚の唇弁で構成されています。大きさは10cm前後で平らに花開き、透き通るような白色、あでやかな桃色、紫紅、黄色など多彩な花色を持っています。

 葉は、楕円形の葉を2列につけます。多肉質の葉で、緑色葉と斑入り模様葉の系統に大きく分かれます。根は白い海綿状組織で覆われていて、樹木などに着生する働きがあります。

 ■コチョウランの入手

葉の枚数が多いものを
 コチョウランは園芸店などで花つき株が年間を通じて販売されています。株を選ぶポイントを紹介すると、
葉の枚数が4枚以上のもの。枚数が多いほどよい株です。
葉が厚く、元気があり、斜め上向きに立っているもの。
冬の購入株は、外気などの冷気に当たっていないものを選びましょう。

 ■栽培のポイント
明るい日陰で風通しのよい場所へ
 栽培には、水ごけなどの着生ランに適した植え込み材料を使います。園芸用の培養土は湿り過ぎて根腐れを起こしやすくなるので注意しましょう。

室内の置き場所は、木漏れ日のさすような明るい日陰。直射日光は避けましょう。
水を与え過ぎると根腐れを起こしやすくなります。水を1回与えたら、鉢内が乾くまで水やりしないことがポイントです。
花茎が伸びるときは、風通しのよい場所に置くと、伸びやすくなります。
庭植えは絶対にしないでください。
最低温度を15度以上に保ち、冬場に簡単な保温設備を利用すると、3月〜4月ごろに花を咲かすことができます。最低温度が7度以下で3カ月以上放置すると、落葉して枯れてしまいます。冬の最低温度に注意しましょう。

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