How to ガーデニング ■庭植えできる日本のラン「エビネ」

庭植えできる日本のラン「エビネ」

 エビネは、日本の野山に自生しているランの仲間です。もともと自生していた種類を人工的に交配させてつくったものが数多く販売されています。日本の気候に合っていますから、洋ランと違って温室が不要で、季節を通して屋外で栽培できます。庭植えできるということがエビネの大きな魅力です。

 エビネには大きく分けて春咲き種と夏咲き種があります。花色は多彩で、花の形も株ごとに特徴があります。エビネで最も知られているのが、春咲き種のジエビネで、花径3cmほどの淡い色調の花を多数咲かせます。花径4〜6cmと大きめの黄色の花を咲かせるキエビネも代表的な種類です。夏咲き種を代表するナツエビネは、淡紫色の花を咲かせます。

 ■春から冬への生育状況
バルブの脇に花芽をもつ

 春の開花期が、エビネの株を求めるよい時期です。春咲きのエビネは、春になると、花芽(新芽)が急速に成長して茎を伸ばし、開花を迎えます。花が終わるころから新葉が伸び始め、成長します。地中では新根が成長を始めます。夏には葉が緑色になり、地中のバルブ(芋)は大きく育ち、翌年に開花する花芽をつくり始めます。秋は根先が伸びるころで、花芽も充実。冬には根先があまり伸びず、半休眠状態になります。

 ■購入時の注意点
新芽が太くてしっかりしているものを

 園芸店では、よい苗や開花株を購入したいもの。その見分け方を紹介します。

根がしっかりと張っていて、株元がぐらつかないもの。
根数が多く、新芽も太くてしっかりしているもの。
病斑がなく、葉がきれいもの。

 ■購入後にやりたいこと
花茎を引っこ抜く

 花つきの株を購入したならば、しばらく観賞して楽しみ、一番下の花が傷み始めたら、花茎を引き抜きます。

手で株元をつかみ、花茎の真ん中あたりを持って引き抜きます。
株をポットや鉢から抜いて根やバルブを水洗いします。
鉢底にゴロ土を1/4ほどの深さまで入れます。
根を広げるように株を鉢に入れます。新芽の前をあけるようにして入れるのがポイントです。
根の間に土が入るように植えつけていきます。用土は、エビネ用の土が市販されています。
鉢土の表面に緩効性の化成肥料を置き、水をたっぷり与えます。
花茎についている花がまだ見られる状態だったら、花びんなどに指して、その姿を楽しみます。

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