How to ガーデニング ■“室内花の女王”と呼ばれる「セントポーリア」


“室内花の女王”と呼ばれる「セントポーリア」

 濃緑色のビロードのような葉を広げ、その中心に愛らしい小花をつけるセントポーリアは、イワタバコ科の植物です。東アフリカ・タンザニアの高地で19世紀末に発見され、「セントポーリア・イオナンタ」と名付けられました。イオナンタとは「スミレの花のような」という意味です。花がスミレに似ているからで、「アフリカスミレ」の別称もあります。

 交配によって、種類の多いスタンダード種、コンパクトなサイズが魅力のミニチュア種、這う性質を持ったトレイラー種、多花でアジサイのような花びらをつけるオプチマラ種、花弁に縞が入る縞花、葉に白色、ピンクなどの斑が入る斑入り葉種などが生まれ、現在では1万種ほどの種類があります。花ことばは「小さな愛」。小さな花を眺めていると、花の精たちが語りかけてくるような気がしてきます。

“室内花の女王”と呼ばれる理由

 日本には明治の終わりごろにやってきて、その愛らしい花にファンも多く、室内花にとすっかり人気が定着しました。いまでは「室内花の女王」とも呼ばれています。なぜそう呼ばれるのかといえば、生育環境が人が快適に感じる環境と同じだからです。アフリカ生まれなので、寒さが苦手なため、栽培はやや難しいのですが、室内で人工的な照明だけでも生長できる特徴を持つのです。生育環境は、気温18〜25度。人が快適と感じるくらいの温度と同じで、室内で育てるにはぴったり。もともと石灰岩の岩の割れ目に堆積したわずかな土に根を張って育っていたため、少ない用土でも育ちます。

 ■購入時の注意点
葉につやのあるものを選ぶ

 園芸店では、よい苗や開花株を購入したいものです。その見分け方を紹介します。

よい株は葉の枚数が多い。
株全体の葉につやがあるもの。
中心の新しい葉が上を向いているもので、葉柄が短く株全体が締まっているもの。
花茎がたくさんついている開花株。

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