How to ガーデニング ■エキゾチックな花が夏を彩るトケイソウ

花の姿形は時計のよう

 時計のような形をした個性的な花が近年注目を集めているトケイソウ(時計草)。その名の通り、花弁と蕚片、副花冠が文字盤、雌しべが長針、短針、秒針に見えることからネーミングされたといわれています。

 トケイソウは、トケイソウ科トケイソウ属のつる性の多年草で、アメリカ大陸の熱帯地域などを中心に世界で約500種が分布しています。越冬温度がマイナス13度ほどと寒さに強いカエルレア、強健種のアメジストなど、日本でも育てられる品種が数多くあるので、栽培に挑戦してみましょう。

 夏は、旺盛に生育しながら開花を続ける時期です。つるがどんどん伸び、フェンスからほかの植物に巻きついたりします。その旺盛な生命力に感心させられることでしょう。つるを巻きつけるフェンスやオベリスク、コンテナ、支柱などがあれば、庭やベランダを立体的に飾ることができるのもトケイソウの魅力です。

 ■日本で栽培されている代表品種
夏の鉢花として人気のアメジスト

 花には蕚片と花弁が5枚ずつあります。花色は白や青、紫、赤、黄、紫など、バラエティーに富んでいます。糸状体となっている副花冠も美しく、中心部には花柱や蜜腺があって、花粉を運ぶ昆虫がとまりやすいようになっています。代表的な品種をいくつか紹介しましょう。
●カエルレア
寒さに強く、戸外の生け垣やフェンスで楽しめます。花は直径10cmほどで、花弁は白色。副花冠は放射状に伸び、基部は紫色になります。


●アメジスト
ケルメシアナとカエルレアの交配種で、日本では夏の鉢花として人気があります。花色は紫から紫青色。3裂の葉も印象的です。

●レディ・マーガレット
ベニバナトケイソウとインカルナタの交配種。栽培が難しい赤花系のなかでは比較的栽培が容易な品種です。花は赤紫色で、副花冠は深紫色になります。


●ホザキノトケイソウ
夏から秋にかけて咲く花は直径10cmほどで明紫紅花。副花冠は、基部が深紅色で、先端が白色。光沢のある葉は3裂します。


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