How to ガーデニング ■梅雨の訪れを告げるアジサイ
梅雨を彩るアジサイの花を楽しむ

 梅雨の季節が最も似合う花といえば、アジサイ。生け垣に仕立てられたアジサイが雨に濡れ、ひときわ輝いている姿に日本の美を感じます。また、鉢植えにしてベランダや窓辺で育てるアジサイにも趣があります。

 ジメジメとして気分も沈みがちな梅雨時ですが、青や紫、ピンクなどの花を眺めながら心豊かに過ごしたいものです。
 都々逸(どどいつ)に「紫陽花は粋な花だよ 七色変わる 変わり変わりて 元の色」という一句があるように、ひと雨ごとに花色を変化させるアジサイに魅力を感じる人は昔から多かったよう。江戸末期に長崎で医学や博物学を教えたドイツ人医師シーボルトもその1人とされています。シーボルトは、日本原産のアジサイを西洋に紹介したとされ、彼が愛した女性“お滝さん”の名前をとって、学名をハイドランゲ・オタクサと命名したという逸話があるのです。そんな話に思いを馳せていると、アジサイの風情もいっそう深まるようですね。

 栽培にあまり手間がかからず、梅雨時に庭を彩ってくれるアジサイですが、咲き終わり、茶色に変化した花をそのまま乾燥させてドライフラワー風にしてみるのも一興です。見ごろの花とはまた違った風情が楽しめます。


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