| ■梅雨明けの元気管理 | |
慢性的な過湿と日照不足にぐったりしていたら、突然、叩き付けるような集中豪雨。と思っていたら雲が切れ、猛暑と渇きの季節が始まった――。梅雨から夏の始まりにかけては、こんなイメージでしょうか。超wetから超dryへのドラスティックな変化に、植物たちもとまどっているかもしれませんね。 夏に向けて管理のポイントになるのが、第一に適切な水やり。水が切れると枯れるのはもちろんですが、運良く枯れなかったとしても、大きなダメージを受けています。とりあえず生き延びることに全力を尽くそうと、さしあたって不要な葉を枯らしたり、蕾を付けるのを辞めるのです。 |
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![]() アナナス |
あらゆる生物にとって「水」は生命の源。植物にとっては、とくに重い言葉でしょう。移動手段を持たないため、水の確保は死活問題なのです。そのため野生植物は、確保できる水分量に合わせて自らを進化させてきました。 例えば、一年中ほとんど雨が降らない砂漠で生きるサボテン。少しでも多くの水分を確保するため、灌木並みの根を持っています。鋭いトゲは、葉を進化させたもの。極限まで水分の蒸発を抑え、動物に食べられるのを防ぐ機能も持たせたのです。 また、パイナップル科の観葉植物アナナスは、葉が筒のように重なっています。ここに水を蓄え、葉の基部から吸収します。逆に、根の吸収機能は大幅退化しています。 |
これに対して私たちが育てている植物は、生命力より利用価値の高さが優先されています。より糖度の高い果実を実らせたい、きれいな花を咲かせたい、みずみずしい野菜を…と、品種改良が行われてきました。温室栽培は、その地域では寒冷すぎる作物を育てる手段として開発されました。多くの栽培植物は、人が手を貸してやらないとうまく育ってくれないのです。 |

